1. 赤ちゃんの嘔吐・腹部膨満・排便障害
赤ちゃんのおなかの病気を疑う所見です。病気の種類は多彩で、生理的なものから外科的緊急処置を必要とするものまで様々です。以下のポイントに注意してご相談ください。
嘔吐;生理的な嘔吐(溢乳、授乳方法の問題)と病的嘔吐があります。嘔吐発症の時期(生後○日、○週、○ヶ月など)、回数、量、色、性状をチェックしてください。写メなどがあれば持参してください。
生理的嘔吐は体位の工夫・授乳の工夫で軽減し、月齢とともに軽快します。病的嘔吐との鑑別に、超音波検査やレントゲン検査を行うことがあります。
腹部膨満(おなかのはり);様々な病態があります。症状の進行がないか、他の消化器症状がないか(嘔吐・排便異常・血便など)、全身症状がないか(活気低下、哺乳量低下など)観察してください。
排便障害・便秘;綿棒浣腸刺激で排便を促してください。十分な排便がない場合や、腹部膨満が軽快しない場合は早めにご相談ください。