HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)

情報サイトのご紹介
・厚生労働省 HPVワクチンQ&A
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_shikyukeigan_vaccine.html
・小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ
(概要版)厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/000679259.pdf
・小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ
(詳細版)厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/000679682.pdf


ヒトパピローマウイルス(HPV) とは
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、ヒトにのみ感染することができるウイルスで、ヒトの中に住み続けます。多くが(成人女性の50〜80%)、生涯に一度は感染するありふれたウイルスです。
主な感染経路は性行為です。湯船や温泉、プールでウイルスが触れただけは感染せず、性的接触がない場合に感染することは稀です。HPV感染では、感染した部位に炎症を起こすことはありません(子宮頸管炎、膣炎、外因炎、咽頭炎、上気道炎などは起こりません)。感染しても無症状です。しかし尖圭コンジローマ(性感染症)や、悪性腫瘍(子宮頸がん、肛門がん、膣がんなど)の原因となることがあります。子宮頸がんの95%以上は、HPV感染が原因であることがわかっています。
日本では年間約1万人が子宮頸がんに罹患し、約2800人が死亡しています(2017年)。近年、患者数・死亡者数は漸増傾向がみられており、特に20-30代の若い世代で増えています。

HPV感染を予防する
HPVワクチンはHPV感染症を予防します。すなわち子宮頸がんを含むHPV関連がんを予防するワクチンです。
日本では2013年に小学校6年生〜高校1年生の女子を対象に定期接種(無料接種)となっています。しかしワクチン接種後の症状への懸念から接種勧奨の差し控えの状態が続いています。昨年10月、厚労省よりワクチン接種の有効性・安全性に関する情報提供の勧告があり、世田谷区では対象者へのリーフレット送付が開始されました。また昨年12月、HPVワクチンのガーダシルにおいて、9歳以上の男子にも適応が広がりました(男子は定期接種の対象ではありません)。

〜以下更新していきます〜
有効性(子宮頸がん予防効果)について
安全性について